放射能用語集

当ブログで使用している用語には、専門的な単語が含まれています。
放射能にまつわる用語を集めてみました。

▼放射能って
  • 放射能
  • 英語では、”Radioactivity”となります。 放射線を出す力、能力を放射能と呼びます。普段皆さんは、放射能と放射線がごちゃごちゃになっているのではないでしょうか。従って『放射能をあびる』という言い方は慣用的に使われているものの厳密には正しくありません。『放射線をあびる』もしくは『放射性物質をあびる』というのが正しい言い方となります。 当ブログでは慣用的な表現方法が親しみやすいとの判断で、放射能をあびる的な表現方法も採りいれています。
  • 放射性物質
  • 放射能を持つ物質のことを放射性物質と呼びます。 ウラン、トリチウム、コバルト、ヨウ素、セシウム、ラドン、プルトニウム、アメリシウムとか・・・様々な物質が確認されています。 放射性物質のなかにはさらに、同じ元素で中性子の数が違うものがいろいろと存在します。 それらを放射性同位体と呼んでいます。 たとえばウランにもウラン-235とウラン-238とがあり、ヨウ素にもヨウ素-129とヨウ素-131とがあります。 放射性同位体が崩壊する際に、放射線を出します。出てくる放射線も放射性物質によって種類が異なります。
  • 放射線
  • 高エネルギーを持つ電磁波、粒子線のことを表します。 アルファ線(α線) アルファ線は紙1枚で遮蔽できる弱い性質 ベータ線(β線) 1センチくらいの厚みのあるプラスチックで遮蔽できる。 ガンマ線(γ線) 10センチの厚みをもつ鉛が遮蔽するには必要。DNAを傷つけることによる発がん作用もある。 中性子線は鉛も通過します。
    放射能、放射性物質、放射線の関係はこんな図(↓)のようなイメージです。





▼ベクレルとシーベルト
  • ベクレル
  • 放射性物質が出す放射能の強さを表わす単位です。 1秒間に1個の原子核が崩壊するときの放射能の強さを1ベクレルと定義します。 旧単位ではキュリーと呼ばれていました。1キュリー=370億ベクレルです。 日常生活でキュリーという単位を聞くことはほとんど無いはずで、万が一キュリーという言葉が出るようになった場合は相当に深刻な状況となっているはずです。
  • シーベルト
  • 生物への影響を考えて測った放射線の量を”線量当量”と呼んでおり、その単位としてシーベルトが使われています。1シーベルトは1000ミリシーベルト。1ミリシーベルトは1000マイクロシーベルトとなります。
被ばくした放射線線量と人体への影響は以下のようになっています。
(あくまで目安としてご覧ください。
被ばくした放射線量が小さいからといって安心できるものではありません)


▼さらに詳細はこちら(原発無人列島より)
  ↓↓↓
原発・放射能用語集


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